仮想通貨はやめとけ!初心者が手を出してはいけない理由

ここ最近の仮想通貨の値動きは、
たった1日で+10%+20%になることも珍しくありません。

資産を増やすにはもってこいの投資対象で、今すぐ投資すべきなのでは?

こんな風に思っている人も多いと思いますのでズバリ回答します。

結論

『仮想通貨に投資する必要はない!』

ですが、仮想通貨が全く役に立たないと言ってる訳ではありません!
これが答えになります。

これだけだと良く分からないと思いますので詳しく解説していきます!

この記事でわかること
  • 仮想通貨が秘める可能性
  • 仮想通貨投資のデメリット
  • 資産を守る方法

①仮想通貨が秘める可能性

仮想通貨とは『暗号資産』と呼ぶのが正式名称になります。
この記事では、馴染みのある『仮想通貨』という言葉で統一します。

ではこの仮想通貨は、未来があるのか?ないのか?

まずは、ビットコインのチャートを見てみましょう!

仮想通貨バブルが起きたのは2017年のことです。

年初に1BTC=約10.9万円だったのが、
年末は1BTC=約230万円まで暴騰しました。

たった1年で21倍です!!

ビットコインを500万買ってた人は、
たった1年で時価総額1億円の億り人になりました。

暴騰するビットコインに大量の個人投資家が群がり

  • 株、債券は時代遅れ
  • 1BTC=1000万円までいく
  • 仮想通貨は持ってるだけで資産が増える

など、バブル特有の浮かれた発言がたくさん飛び交ってましたね^^

しかし、当然この夢は長続きせず、

  • 相場が過熱しすぎた
  • 適正価格が意識されるようになった
  • 中国や韓国などで、仮想通貨の規制強化が始まった

などの理由でバブルは崩壊!
たった1年で1BTC=36万円まで暴落しました。

最高値で購入してしまった人は、
85%も資産が目減りしたことになります。

結局このバブルで儲けた人は、

  • 投資家に仮想通貨を売買させて、割高な手数料をとる取引所
  • 仮想通貨が注目される前から、仮想通貨を持っていた人
  • 取引所とユーザーを仲介するビジネスをした人(仮想通貨アフィリエイト)
  • 買い煽りでどんどん素人に仮想通貨を買わせて、自分は売り逃げできた人

『ただ買っていただけ』という投資初心者のほとんどが、泣いて終わるという結末を迎えました。

誰が儲けて!誰が損したのか!
ここが1番大事な所なので覚えておきましょう。

普通バブルというのは、崩壊したらしばらくは元に戻りません。
日本も、バブル崩壊後に『失われた20年』という長い不況を味わってますよね!

現時点でさえ、まだバブル崩壊前の株価を超える事ができていないのが現実です。

しかし、仮想通貨は、バブルが崩壊したにも関わらず、『奇跡の大復活』を遂げています。

もう一度ビットコインのチャートをご覧下さい!

2019年の初めに1BTC=約36万円だったのが、2021年3月には1BTC=約600万円

たった2年ちょっとで16倍以上ですから
まさに大暴騰ですね!

ビットコインが暴騰する傍らでイーサリアムや、リップルなど他の仮想通貨も暴騰してます。

テレビや新聞などのメディア、TwitterなどのSNSで仮想通貨の話題を出す人が増えてきた、というのが現在です。

なぜ仮想通貨が注目されているのか?

それは、世界の通貨が『ゴミになっていく』ことを疑っているからです。

つまり、ビットコインの方が安全で信頼できるということですね!

現状、世界各国の政府が、コロナウイルスによって発生した『歴史的不況』を乗り切るために、お札を刷りまくって、経済を下支えしています。

円を刷って!ドルを刷って!ユーロを刷って!
市場にお金をばら撒いている状況です。

こんなことをしていたら、インフレになって当たり前ですね!

この記事を読んで下さっているあなたにもし

突如、1億円が振り込まれたとします!
自分だけが、1億円持っているならともかく
世界中の皆が1億円を持っているなら、
そんなお金に価値はありません。

ジュース買うのに1本100万円、とかの世界になるでしょうね^ ^

世界の債務残高は、過去最大の277ドルになる見込みです。
どの国も、自国の経済を守る為に借金まみれになっているということです!

一方ビットコインというのは、
発行枚数の上限が2100万枚と決まっています。

『世界の共通の通貨』とも呼ばれる金(ゴールド)も地球上に存在するのはトータルで20万トンぐらいと言われています。

仮想通貨やゴールドは、政府が自由にその数を増やす事が出来ないので、値崩れせずに価格が保たれるという理屈です。

それに、ビットコインなどの仮想通貨は、

  • 銀行を経由しなくても個人間で自由に送金する事ができる。
  • 仲介者がいないので送金の手数料が無料または、格安
  • 決算が凄くスピーディー

と言った感じで、法定通貨より利用上のメリットも多いのです!

これまでまとめると

  • 政府が発行する通貨は、無限に刷られるので価格が低下するリスクがある。
  • コロナにより、各国政府はお金をばら撒いているので、ますます法定通貨の価値が低下していく懸念が高まっている。
  • 仮想通貨は、上限枚数が決まっているので価格が保たれやすい。
  • 法定通貨に比べて利用上のメリットも多い。

ということで結論

あれ?仮想通貨すごく良いじゃん!!
という事になりますね^^

ビットコインの時価総額は、
2021年3月時点で105兆円を記録しました。

一定のマーケットを形成しているのは間違いないですし、金額的にも存在を無視できないレベルで世界中の期間投資家も、少しずつ『投資対象』として見るようになってきたと思います。

しかし、優秀な仮想通貨にもデメリットがあります。
このデメリットがとにかく怖い!

②仮想通貨投資のデメリット

あれだけ仮想通貨を褒めていましたが、実は仮想通貨はデメリットだらけ…

  • 法整備が未成熟である
  • ハッキングリスク
  • 取引手数料が高い
  • 税コストが重い
  • ボラが高すぎる

順番に見ていきましょう。

法整備が未成熟である

金融発展のというのは、不正の歴史です。

例えば、

詐欺師が出資を募って、お金を持ち逃げ
出資法等で規制

決算書の偽造
金融商品取引法等で規制

インサイダー取引で自分達だけボロ儲け
金融商品取引法等で規制

こう言った不正は、無限にあります。

現在、皆さんが安心して『株』『債券』といった金融商品を買えるのは、過去に金融市場で膨大な不正行為があり、それを防ぐために沢山の法整備がされてきたからなのです。

そして仮想通貨はまだ『新しい資産』なので法整備が追いついていません。

たとえ、誰かにハメられても『自己責任』というシビアな世界です。

ハッキングリスク

仮想通貨には、ハッキングされるリスクがあります。
要するに、悪意を持った第三者に仮想通貨を盗まれるということです!

ハッキング事件は、過去に何度も起きてしまっています。

2012年9月: アメリカの仮想通貨取引所『Bitfloor』24,000BTCが盗まれる。

2015年1月:イギリスの仮想通貨取引所『bitstamp』(ビットスタンプ)で19,000BTCが盗まれる。

2016年8月:香港の仮想通貨取引所『Bitfinex』(ビットフィネックス)で120,000BTCが盗まれる。

2018年1月:日本の仮想通貨取引所『coincheck』580億円相当のNEMが流出した。

数千万円〜数十億円、時に数百億円レベルの被害が頻発してしまっています!

取引手数料が高い

仮想通貨の運用にかかる手数料は、他の伝統的な金融商品と比べると割高です。

例えば、優良なインデックスファンドであれば!

  • 購入手数料は無料
  • 運用コストは激安

ファンドを買うための入出金手数料も、証券会社によっては無料です。

このように資産運用にかかるコストはかなり安くなっていますが、仮想通貨取引はまだ市場が未成熟のため各種コストが割高になってしまいます。

具体的には、

  • 日本円の入出金手数料
  • 取引手数料
  • レバレッジ手数料
  • ロストカット手数料
  • 仮想通貨の出庫手数料

取引を繰り返せば繰り返すほど、皆さんの資産は目減りしていくことになります。

逆に仮想通貨取引所はかなり儲かっているみたいですけどね^^

税コストが重い

株式や債券の売買で儲けた利益は、税率20%で済みますが!
仮想通貨で儲けた利益は、『雑所得』として扱われます。

雑所得とは、
『儲かれば儲かるほど、税率が高くなる』

例えば、1億円儲けた場合の税率は

株式の場合は、2000万円
仮想通貨の場合は、5000万円

凄い差ですよね?

株式より高いリスクをとって
せっかく1発当てても儲けの半分は、
税金で持っていかれてしまいます。

しかも、仮想通貨取引で出した損失は、
来年以降に繰り越すことができません。

例えば株取引の場合は、

1年目に200万円損して
2年目に500万円の利益を出したとする。

株取引なら、確定申告をすれば、
1年目の損失を翌年に繰り越す事ができるので、

−200万円+500万円300万円になる

なので300万円に対して税金がかかります。

税率20%なので、

300万円×20%=60万円が税金になります。

一方で仮想通貨の場合は、

初年度の損失を繰り越せないので
2年目の利益500万円に、
まるまる税金がかかってしまいます。

1年目の200万円の損失は関係なし...

株式取引にかかる税コストと、
仮想通貨取引にかかる税コストは、
天と地の差がありますね^^

ここを甘く見ていると、いつか絶望しますね。

ボラが高すぎる

仮想通貨は、ボラティリティが非常に高いです。

ボラティリティとは、
値動きの大きさ表す言葉で資産運用の世界では、非常によく使われる言葉になります。

仮想通貨は、
1年で20倍になったり
1年で10分の1になったりします。

そんな値動きをする資産は、マトモではありませんね^^
ただのギャンブル商品です。

③資産を守る方法

・仮想通貨が秘める可能性
・仮想通貨投資のデメリット

この2つについて見てきました!

最後に資産を守るためのマインドとしてバビロンの『資産を守る3つの金言』から

  • 『1枚の金貨を取り出す前に、それが安全にあなたの財布に戻ってくる道があるのかを、よく考える』
  • 『詐欺師や策士の甘い言葉に乗せられる者、現実離れした願望に投資するものから、金貨は逃げて行く』
  • 『自分がよく知らない事業や、賢人が認めない事業に投資する者から、金貨は逃げて行く』

この3つの言葉を忘れずに覚えておきましょうね!

仮想通貨に投資したい!という人はぜひ、胸に手を当てて見てください!

  • 皆さんの財布から出た金貨が、安全に戻ってくる道を、イメージできましたか?
  • 『1年で数十倍になる』『楽に儲かる』詐欺師や策士の甘い言葉に乗せられてないですか?
  • 皆さんが仮想通貨に期待するリターンは、『現実離れした願望』ではないですか?
  • 宝くじを当てたい!というのと変わらない願望を持ってないですか?
  • 仮想通貨の仕組みをちゃんと理解してますか?

以上のコトを把握して、

自己責任のもと『適正なリスク』を取れると思う人だけが仮想通貨に投資する資格がある人です。

そうじゃない人は、ただのカモにされるのできをつけましょう!

仮想通貨が、これからの時代に求められる理由には納得できますし!

未来を感じるのも事実ですが、
現状では、私は仮想通貨に投資する必要はないと感じています。

万人に出来る『マトモな資産運用』という意味では、株式債券といった、伝統的な資産から不動産ゴールド

投資対象はこれぐらいで十分だというのが私の見解です。

まとめ

次の3つについて解説しました!

  1. 仮想通貨が秘める可能性
  2. 仮想通貨投資のデメリット
  3. 助言『資産を守る方法』

仮想通貨には、確かに技術的にも未来を感じますね!

世界中の政府が膨大な借金を負いながら紙幣を刷っている以上は、

債務危機・インフレを懸念して

仮想通貨・ゴールドといった

物理的な上限がある『通貨』に目を向けるのも、ある意味では自然な感覚だと思います。

ですがその一方で仮想通貨とは、

・法整備が未成熟である
・ハッキングリスク
・取引手数料が高い
・税コストが重い
・ボラが高すぎる

といった多くのデメリットがあります。

一言で言えば、プロ向けの投資商品になります。
(初心者が手を出すような性質のものじゃない)

バビロンの教えから

  • 『1枚の金貨を取り出す前に、それが安全にあなたの財布に戻ってくる道があるのかを、よく考える』
  • 『詐欺師や策士の甘い言葉に乗せられる者、現実離れした願望に投資するものから、金貨は逃げて行く』
  • 『自分がよく知らない事業や、賢人が認めない事業に投資する者から、金貨は逃げて行く』

この言葉を考えるに

仮想通貨を『まともな投資対象』として見るのはまだ早いと思います!

まともな資産運用を始めたいのであれば。こちらの記事を参考にしてみて下さい。

以上『仮想通貨に投資すべきか?』でした!

正しい知識を身につけて

自分に合った資産運用を実践していきましょうね!

知識ほどの武器は有りません!

これからもコツコツと勉強して

明るい未来を切り開いて行きましょう!

行動した人のみが豊かになれる時代です。

皆さんもすぐ行動に移してみて下さい!

最後までありがとうございました^ ^

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