HDVって、今買ってもいいの?それとももう少し下がるまで待った方がいい?

高配当ETFって聞くと安定してそうだけど…
いつ買えばいいのか、全然わからないです!

実は“価格”だけ見て判断するのは危険。
大事なのは、過去レンジと配当利回りのバランスを見ることなんです。
- HDV(iシェアーズ・コア高配当ETF)の基本情報
- 「いくらなら買っていい?」の目安価格
- 初心者でも失敗しない買い方ステップ

安く買うより、長く“持ち続けられる”買い方を。
① HDVの基本情報と現在価格

そもそもHDVってどんなETFなんですか?

HDVは「アメリカの安定企業に投資して、毎年しっかり配当をもらう」ためのETFです。
高配当投資の中でも“守りが強い”のが特徴です。
HDVとは?
正式名称は、
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(iShares Core High Dividend ETF)
- 運用会社
ブラックロック(世界最大の資産運用会社) - 組入銘柄
約75社(エネルギー・通信・ヘルスケアなど) - 経費率
0.08%(超低コスト) - 配当頻度
年4回(3・6・9・12月) - 投資対象
財務が安定した高配当の大型株
現在の株価と過去レンジ
(※2025年10月時点の参考データ)
- 現在価格:約 $122/口
- 過去1年の範囲:$108〜$123
- 配当利回り:約 3.6〜4.0%前後
一言で言えば…
「今はほぼ高値圏。少し下がったら買いやすいタイミング」
HDVが人気な理由
- 景気に左右されにくい企業が多い
→ 例:エクソンモービル、ジョンソン&ジョンソン、AT&Tなど - 減配が少ない
(安定して配当を出す企業が中心) - 経費率が安いため、長期保有でもコスト負担が軽い

高配当ETFって、SPYDやVYMもありますよね?

その通り。
HDVは「守り重視」
SPYDは「配当利回り重視」
VYMは「バランス型」なんです。
② HDVはいくらで買えばいい?目安価格と根拠

「〇〇ドルになったら買おう!」って明確に決めたいのですが、いくらが妥当ですか?

「〇〇ドル以下なら買う」という目安を持っておくと安心。ただし“絶対”ではなく、自分の目的・リスク許容度で調整しましょう。
現在の位置と割安ライン
HDVの過去52週間(1年)のレンジは
およそ $106〜$124 のあいだです。
今の価格は 約$122。
つまり、「やや高めの水準」にあります。

“高値圏”では焦って買わないこと。
チャンスは必ずまた来ます。
そのため、$105〜110付近、
あるいは$100台前半まで下がったタイミングが、
「割安で買いやすいゾーン」と考えられます。
なぜこの価格帯が狙い目?
- 過去レンジの下限に近い
- 株価が下がると配当利回りが上がる
- リスクを抑えて長期保有しやすい
ただし、「価格だけ」で判断するのはNGです。
景気や金利、為替もチェックしておくと安心です。

「底で買う」のはプロでも難しい。
“安いと感じたときに少しずつ買う” が、長く続けるコツですよ。
③ 初心者でも失敗しない!HDVを賢く買うベスト3ステップ

タイミングはわかりましたけど…
実際どうやって買えばいいんですか?
一気に買うのはちょっと怖いです。

その不安、すごく正しいですよ。
投資は“早く儲ける”よりも、“長く続ける”ことが大事。
少しずつ買うことで、リスクを小さくできます。
ステップ①|買うタイミングを分ける

HDVは「安くなったら全部買う」より、段階的に買うのが賢い方法です。
だから、こう考えましょう👇
- $120前後
→ 少しずつ買い始める(試し買い) - $110台に下がったら
→ 買い増し - $105以下になったら
→ 思い切って多めに買う
こうすれば、
「高値で一気に掴む」リスクを避けつつ、
安くなった時もチャンスを逃さず拾えます。

“理想の値段”は「買い始める目安」であって、“買わない理由”にしてはいけません。
コツは、時間も価格も分散して買うことです。
ステップ②|もらった配当は再投資する
HDVは年4回(3・6・9・12月)に配当がもらえます。
受け取ったらそのままにせず、もう一度HDVを買うのがコツ。
配当がまた新しい配当を生む。これが「複利の力」です。
時間が経つほど、雪だるまみたいに資産が大きくなります。

再投資って、そんなに効果あるんですか?

あります。
10年、20年と続けると“配当が配当を呼ぶ”状態になります。
最初は小さくても、積み重ねが未来を変えます。
ステップ③|売らずに“持ち続ける”
HDVは「値上がり益」で稼ぐETFではありません。
メインは安定した配当を受け取ることです。
だから、焦って売らずに“持ち続ける”のが基本。
長期で保有してこそ、配当の恩恵が最大化します。

でも、株価が下がったら怖くないですか?

配当が出ているうちは心配いりません。
“下がってもお金が入ってくる”
これが高配当ETFの一番の魅力なんです。
まとめ
- 一気に買わず、分けて買う
- 配当は再投資して増やす
- 株価に振り回されず、売らずに持ち続ける

「焦って売る人より、退屈に積み立てた人が勝つ」
地味でも、これが長期投資の勝ちパターンです。
④ まとめ|焦らず積み立てる人がHDVで勝つ理由

結局、HDVって「いつ買えば正解」なんですか?

実は、“正解のタイミング”を狙う必要はないんです。
安いと感じた時に少しずつ買って、長く持つこと。
それがHDVで成功する一番のコツです。
📌 今日のまとめ
- HDVの理想の買いゾーンは「$105〜110」
- でも、そこまで下がらなくても分けて買えばOK
- 年4回の配当は再投資して複利で育てる
- 株価が下がっても、配当が続く限り焦らない
- 売らずに保有し続けることで、“配当収入”が増えていく

なるほど…
なんか“投資”っていうより“育てる”感じですね。

その通りです。
HDVは“金の卵を産むニワトリ”みたいなもの。
コツコツご飯をあげて、配当という金の卵をもらう投資なんです。
完璧なタイミングを狙うより、続ける仕組みを作るほうが圧倒的に強い。
HDVは焦らず積み立てた人ほど、“時間”を味方にできます。
「売らない勇気」と「続ける根気」こそ、最強の武器ですよ。
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当ブログは一次情報に基づいて執筆しています





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