「利回り10%以上!」「ほったらかしで20年の安定収入」
こんなキャッチコピー、見たことありませんか?
最近、SNSや広告でも話題になっているのが「太陽光発電投資」。
一見すると、手間なくお金が増える“夢のような投資”に見えます!

え、そんなに儲かるならちょっとやってみようかな…?

ちょっと待って!実は“太陽光発電投資”には、初心者が見落としがちな深い落とし穴があるんです!
- 太陽光発電投資が「やめとけ」と言われる3つの理由
- 実際に起きているトラブル・失敗例
- 代わりに検討すべき安全な投資法

ほったらかしで儲かるなんて、今の太陽光にはもう通用しません!
👉 広告の甘い言葉に惑わされる前に、ぜひこの記事を読んで冷静に判断してくださいね!
1️⃣ 太陽光発電投資とは?仕組みをざっくり解説
太陽光発電投資とは、投資家が土地やパネルを用意し、発電した電気を電力会社に売ることで収益を得る仕組みです。
一見シンプルに見えますが、実際には下記のような構造になっています。
- 投資家
土地・設備を購入して発電設備を保有 - 電力会社
固定価格で電気を買い取る(FIT制度) - 投資家
売電収入から初期費用を回収し、20年間の収益を狙う

20年間の固定価格って、安心感ありますね!

それは“昔の話”。FIT制度の高額買い取りはすでに終了しているんです!
👉 つまり、今から参入する人にとっては、過去の成功モデルは通用しないというのが現実です。
2️⃣ 太陽光発電投資はやめとけと言われる3つの理由
太陽光投資は一見すると「安定収入が長く続く安全な投資」に見えますが、実は制度の変化やリスク構造の複雑さから、今から始める初心者には非常に不利な条件になっています!
① FIT制度の“うま味”はすでに終了している
太陽光投資が一気に広まった背景には、「固定価格買取制度(FIT)」という国の制度がありました👇
- 発電した電気を高い固定価格で20年間買い取ってもらえる
- これにより、初期費用を回収して10%以上の利回りが見込めた
ところが現在は👇
- 買取価格が年々引き下げられ、採算ラインがギリギリ
- 10年前の“おいしい時代”はすでに終わっている

今から始めても、昔のような利回りはまず出ません。
② メンテナンス・自然災害など“想定外コスト”が多い
広告では「放置でOK」「メンテ不要」などと書かれていることがありますが、現実は真逆です!
- 雨・風・台風・落雷などで設備破損や発電停止リスクあり
- 草刈り・除雪・点検などの維持費が定期的に発生
- 故障時の修理費・保険料で利回りが簡単に崩れる

え、太陽光ってそんなに手間がかかるんですか…?

実は“半分不動産業”みたいなもので、管理の知識と手間が必要なんです!
③ 詐欺まがい・悪質業者のトラブルが多い
太陽光投資では、以下のような詐欺まがい商法が横行しています👇
- 「利回り◯%確定!」と誇張した広告
- 実際には土地が使えなかったり、業者が倒産するケース
- 契約書に不利な条件(撤去費用負担など)が潜んでいる
特に「土地付き太陽光」の場合、不動産+発電の複雑な契約になり、知識がないと見抜けません。

誰でも簡単に儲かるをうたう業者には、まず赤信号を出しましょう。
👉 以上の3点から、太陽光発電投資はリスクのわりにリターンが合わない投資になっているのが現状です。
3️⃣ よくあるトラブル・失敗例
太陽光発電投資では、“想定していなかった事態”が起きたときに一気に赤字転落するケースが多発しています!
ここでは、実際によくある失敗パターンを紹介します👇
① 業者が倒産 → メンテナンス不能に
太陽光発電設備は20年単位の長期運用が前提ですが、
👉 販売・施工業者が数年で倒産するケースは珍しくありません。
- メンテナンス契約が無効になり、修理対応ができない
- 新しい業者を探しても高額な費用がかかる
- その間、発電が止まって収益がゼロになることも…

設置したら放置でOK”って聞いたのに…

実は業者の信頼性が一番のリスクなんです。
② 売電価格の下落 → 想定利回りを割る
FIT制度の買取価格は契約時点で固定されますが、
👉 近年はこの単価が低く設定されるため、そもそも回収が難しい案件も増えています。
- 想定利回りが10%→実際は4〜5%
- 修理・保険・草刈りでさらに利回りが低下
- 20年かけても投資元本を回収できないケースも
「数字上は黒字」でも、現実は維持費・税金・災害対応でマイナスになることがあります。
③ 災害・自然トラブルで破損・停止
- 台風・豪雨・雪でパネルが破損
- 土地の地盤沈下で配線が露出
→ 修繕費用が高額 - 保険で全額カバーされないケースも
一度壊れると、修理・再稼働まで数ヶ月かかり、その間の売電収入はゼロ。
想定よりも遥かにリスクが高いのが実情です。
④ 契約・土地トラブルで撤去費用が発生
契約書の細かい部分を読み飛ばしていたせいで、
👉 契約終了時に数百万円単位の撤去費用を請求されるケースもあります。
- 土地の所有権が曖昧
- 設備撤去を自費で行う条項
- 固定資産税や管理費が想定より高い

始めるときより、“終わるとき”に損をする人が本当に多いんです…!
👉 こうしたトラブルは、業者選びや制度理解だけで防げるものではなく、投資初心者には構造的にハードルが高いのが現実です。
4️⃣ 初心者におすすめの代替案
太陽光発電投資は、制度のうま味がなくなった今、初心者が無理して始めるにはリスクが大きすぎます!
そこで、よりシンプル・低リスク・少額から始められる代替手段を3つ紹介します👇
① 新NISA × 高配当ETF(VYM・HDV・SPYDなど)
日本でも人気が急上昇中なのが、米国の高配当ETFを活用した長期投資です。
- 少額から買える(1株からOK)
- 配当金を非課税で受け取れる(新NISA)
- 米国の優良企業に分散投資できる
👉 代表的なETF
- VYM
高配当+安定成長タイプ - HDV
ディフェンシブ銘柄多め - SPYD
高利回り重視

設備の管理なんて必要なし。ETFは“ほったらかし”が本当にできる投資です!
② 新NISA × インデックス投資(S&P500・全世界株)
「配当はいらないから、とにかく資産を育てたい」という人には、インデックス投資が鉄板です👇
- 世界経済の成長に乗る超王道スタイル
- 積立設定だけで自動運用
- 手数料が安く、プロのアクティブファンドより成績が良いケースも
代表的な投資信託👇
- eMAXIS Slim S&P500
- オルカン(全世界株式)


え、こんなにシンプルでいいんですか?


はい、だからこそ“失敗しにくい”んです!
③ 固定費を見直して、浮いたお金を投資に回す
太陽光のように数百万円の初期費用を背負う必要はありません。
まずは下記のような身近な節約から投資資金を作るのも立派な戦略です👇
- 不要な保険・サブスクの解約
- スマホ代・電気代の見直し
- キャッシュレス還元・ふるさと納税の活用
👉 浮いたお金を毎月の積立投資に回せば、“設備投資ゼロ”でも資産は着実に育ちます!
👉 以上の3つは、どれも「制度に依存しすぎない」「管理がいらない」「長期でリターンを狙える」という点で、太陽光よりはるかに初心者向きです!
5️⃣ まとめ|太陽光発電投資は“もう終わった投資”
かつて太陽光発電投資は、国の制度に守られた“おいしい投資”でした。
しかし、今は制度の優遇も終わり、想定外のコスト・リスク・トラブルが多発しています!
この記事のポイントまとめ
- FIT制度のうま味はすでに終了
→ 昔のような高利回りは再現できない - メンテ・災害・業者倒産などのリスクが多い
→ 放置では運用できない - 詐欺的業者・契約トラブルも多発
→ 初心者が巻き込まれやすい
👉 リターンに対してリスクと手間が大きすぎるため、太陽光発電投資は初心者向けではありません。
安全な代替案
- 新NISA × 高配当ETF
- 新NISA × インデックス投資
- 固定費削減で投資資金をつくる
これらは制度・業者に依存せず、自分のペースで始められる堅実な方法です!


“ほったらかしで儲かる”って、もう幻想なんですね…


そう。“うまい話”ほど冷静に数字と制度をチェックするのが鉄則です
👉 太陽光発電投資は、今から始める人にとっては“高リスク・低リターン”。
初心者こそ、まずはシンプルで透明性の高い投資から始めましょう!
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当ブログは一次情報に基づいて執筆しています
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