知ってるようで知らない『S&P500』について初心者向けに徹底解説!
こちらについて解説していきます。
インデックス投資と聞き、誰もが思い浮かべるのが『S&P500』ではないでしょうか!
実際に楽天証券の月次買付ランキングでも堂々の1位がS&P500です!
人気で知名度も高いS&P500ですが、皆さんは、S&P500について何処まで理解を深めているのでしょうか?
『皆んなが投資しているから』や『人気ランキング1位だったから』などの理由で、よく知らずに投資している人も多いのではないでしょうか?
投資では特に、自分が今どんなモノに投資しているのか分かっていない状態ほど危険なコトは有りません!!
ぜひこの機会にS&P500について理解を深めてみましょう。
- 重要なS&P500の特徴5つ
S&P500の特徴5つ

①構成比のトップはGAFAM |
②時価総額加重型の指数 |
③採用基準 |
④現在はIT・ヘルスケアが主力 |
⑤EPSが右肩上がり |
構成比のトップはGAFAM

S&P500の500とはどんな会社が集まっているのか?まずは、これをおさえていきましょう!
S&P500に最も含まれているトップ10銘柄は、

(アルファベットはGoogleです)
この様になります!
まさに今をときめく企業が勢揃いしていますね^ ^
実はこのS&P500、500社に均等に投資しているわけではありません!
500社に均等に投資するなら、1社あたり0.2%しか含まない計算になりますが、1位のAppleは5.7%も含まれています!
先ほど紹介した上位10銘柄だけで全体の26.3%を占めています。
なぜこのようなことになるかと言うと、S&P500が時価総額加重型の指数だからです。
時価総額加重型の指数

先ほど紹介したとおり、S&P500は、500社に均等に投資する指数ではありません。
Appleは 約6%
Microsoftは 約5%
Amazonは 約4%
みたいな感じで各銘柄、投資する割合はバラバラです。
時価総額加重とは
- 時価総額が大きい銘柄には、たくさん投資する
- 時価総額が小さい銘柄には、少しだけ投資する
時価総額と言うのは『株式×株価』で計算する事ができます。
つまり、時価総額が大きい企業というのは、株価が高い人気企業という事ですね♪
採用基準

S&P500の500社に選ばれるためには、厳しい採用基準があります。
- 米国企業であること
- 時価総額が61億ドルを超えていること
- 浮動株比率が最低50%あること
- 直近の四半期が黒字決算&直近の四半期の利益の合計がプラスであること
- ユニバース全体のセクター構成に等しくなること
・米国企業であること
資産の所在地や売上が出ている地域、上場場所等から総合的に判断されます。
・時価総額が61億ドルを超えていること
日本円にして約6,600億円です。
ちなみに日本で6,600億円を超える企業は220社しかありません…
小さい企業お断り!というワケですね!
・浮動株比率が最低50%あること
浮動株比率とは、実際に株式市場で流通している株式の割合です。
例えば、会社が発行している株式のうち、80%を創業者が握っていたら、残り20%しか、皆んなで売買できないですよね?
つまり、皆んなが取引できる株が50%ないとお断りということです!
・直近の四半期が黒字決算&直近の四半期の利益の合計がプラスであること
財務健全性という観点からの条件になります!
要は、ちゃんと利益を出している会社じゃないとダメです!赤字企業はお断りということですね!
・ユニバース全体のセクター構成に等しくなること
ユニバースとは、『母集団』のことで、セクターとは、『業種』のことです!
そもそも、優良企業500社を選定するには、分母があるわけです。
例えば、男10人、女10人の中から優秀な人材を2人選ぶ時は男1人、女1人で分けて選びましょう!
S&P500は、こういうルールで運営しています。
現在はIT・ヘルスケアが主力

先ほど紹介した『採用基準』を守った結果、現在のS&P500の『セクター比率=業種比率』がどのようになっているか確認してみましょう!

1位 | 情報技術(IT) | 26.7% |
2位 | ヘルスケア | 13% |
3位 | 一般消費材 | 12.4% |
4位 | 金融 | 11.3% |
今は、まさにハイテク一強と言ったところですね!
これは、S&P500の特徴ではなく、アメリカの産業全体の特徴ということです。
このセクター比率は、時代によって大きく入れ替わります!
不動産セクターが大きく目立つ時もあればエネルギーセクターが大きく目立つ時もあります。
要するに、『その時代に必要とされる業種が多く含まれるのです』
この『適者生存』こそが、S&P500最強の理由の一つなんですね!
EPSが右肩上がり

EPSというのは、日本語で言うと『1株あたりの利益』です。
株式投資における、最も重要な指標と言われています。
これを見れば、企業の収益性=しっかり稼いでいるかが分かります!
S&P500のEPSの推移は、こんな感じです

上下ジグザグしつつも長期的には、しっかりと右肩上がりをしていますね♪
S&P500に含まれている企業が、ちゃんと利益を出し続けているので、ちゃんと株価が上がって行く!こういう仕組みになっているんですね!
こちらがS&P500の株価です。

ちなみに、『含まれている企業が、ちゃんと利益を出し続けている』秘密は、『新陳代謝』にあります。
『利益を出せないダメ企業を抜いて、利益を出せるイケてる企業を足す!』こういった工夫を日々やっているわけですね!
残酷なような、ありがたいような、そんな世界ですね^ ^
資産運用を始めてみたい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
まとめ

S&P500の特徴を理解して、『雰囲気で投資をしている』状態から、一歩前進してみましょう!
重要なS&P500についての5つの特徴はこの通りです。
- 構成比のトップはGAFAM
- 時価総額加重型の指数
- 採用基準
- 現在はIT・ヘルスケアが主力
- EPSが右肩上がり
このあたりの事がざっくり理解できていれば『雰囲気投資』から脱出できたと思っていただいて大丈夫だと思います♪
S&P500という株価指数は、アメリカという金融先進国において、歴史の荒波にもまれながら厳格に運用されてきた結果、長期的に右肩上がりを記録し続けてきました!
短期的で見ればマイナスも経験しますが、長期で見ればトータル右肩上がりを期待できます!
それが、米国市場の特徴です。
そして、米国での『人口増加』や『企業文化』を見る限り、この傾向は、今後も期待して良さそうだと思っています!
現在S&P500に投資をされている人は自信を持って長期運用を続けてみてくださいね!
まだ投資を始められていない人は、これを機にぜひ始めてみてくださいね!
私も使っている『SBI証券』などで口座開設することをオススメします。
手数料が最安値であったり専用のアプリがあったりと、初心者の人でも簡単に投資する事ができますよ〜♪
以上S&P500についてでした!
正しい知識を身につけて
自分に合った資産運用を実践していきましょうね!
知識ほどの武器はありません!
これからもコツコツと勉強して
明るい未来を切り開いて行きましょう!
行動した人のみが豊かになれる時代です。
皆さんもすぐ行動に移してみて下さい!
最後までありがとうございました^ ^
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