開店チラシのデザイン依頼ガイド|原稿なし・修正・納品形式の確認メモ

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開店チラシのデザインを頼むときは、見た目の好みより先に、店側で用意するものと、制作者に任せる作業を分けておきましょう。「原稿がない」「写真がない」「後から自分で直したい」では、必要な依頼内容がそれぞれ違います。

この記事は、小さな店舗の開店告知を外注する前の準備ガイドです。文章作成、写真選び、修正、納品形式を整理し、同じ条件で見積もりを比べるための依頼メモを用意しました。特定の出品者を順位付けする記事ではありません。

出品条件の確認日:2026年10月30日。掲載例は各出品ページに記載された個別条件です。条件は変わることがあるため、購入前に最新の説明と見積もりで確認してください。

「原稿なし」を3つに分ける

原稿がないという相談には、少なくとも次の3通りがあります。近い状態を選んで伝えると、必要な作業を確認しやすくなります。

  • 載せる内容は決まっているが、手書きしかない:文字を入力する「文字起こし・テキスト化」が必要か確認します。
  • 店の特徴は説明できるが、紹介文にできていない:ヒアリングから文章を作る「文章作成」を依頼したい状態です。
  • 何を載せるかも決まっていない:情報の整理や構成の相談から対応してもらえるか確認します。

手書き原稿を受け付けるサービスでも、文章を一から考える作業まで含まれるとは限りません。「箇条書きを渡せば文章にしてもらえるか」「文章は店側で完成させる必要があるか」を、デザイン料金とは別に確認しましょう。

たとえば、店名、開店日、住所、営業時間、主な商品、予約方法は店側で情報を用意し、その見せ方を相談する、と分担できます。未確定の項目は空欄にせず「開店日未定・○月○日に確定予定」と伝えてください。どの情報が揃った時点から制作に入れるかも確認します。

ホームページも開店前に用意する場合は、原稿・写真が揃わないときのホームページ依頼準備で、先に公開する情報と素材の分担を整理できます。

デザイン料金に含まれる作業を切り分ける

同じ「チラシ制作」でも、以下の作業をすべて任せられるとは限りません。見積もりでは、対応の有無だけでなく、基本料金内か追加料金かを聞きます。

  • 文章作成:紹介文や見出しを考える。手持ちの文章を短く整える作業も含むか確認。
  • 文字起こし:手書きや画像にある文字を入力する。新しい文章を考える作業とは分ける。
  • 写真選定・加工:素材を探す、切り抜く、明るさを整える。店舗や商品の撮影が必要なら、その対応も別に確認。
  • レイアウト:文章、写真、ロゴを紙面に配置する。片面・両面、提案する案の数を指定。
  • 印刷・配送:紙への印刷と指定先への配送。データ制作だけの依頼と区別。

実際の出品ページでも条件は異なる

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ココナラの出品例を2件確認すると、素材準備と文章作成、修正の扱いに違いがありました。以下はサービス全体の共通ルールではなく、条件を読むための例です。

  • 出品例Aの購入条件
    では、原稿・素材が揃った状態からの制作が基本です。購入時の注意に文章作成は非対応とあり、無料修正は2回。印刷・配送は含まれません。
  • 出品例Bの購入条件
    では、手持ちのイメージ素材がなければフリー画像を探せる一方、文章作成は非対応です。テキストのデータ化は有料オプション。取引中の修正回数は無制限でも、大幅な変更による作り直しには別途費用がかかる場合があります。

「素材がなくても相談できる」と「原稿を丸ごと作ってもらえる」は別の条件です。説明欄だけで判断せず、購入時のお願いや有料オプションまで読み、自分の不足分を伝えたうえで見積もりを依頼してください。

写真がないときは、何の写真が必要かを伝える

写真を用意できない場合は、「料理の雰囲気を伝えるイメージ写真」なのか、「実際に提供する看板メニューの写真」なのかを分けます。素材写真で雰囲気を補える場合でも、実際の商品や店舗を見せたいなら、撮影や店側からの写真提供を検討する必要があります。

依頼時には、写真を誰が探すか、有料素材を使う場合の費用、加工の範囲、別の媒体でも使えるかの確認を含めましょう。参考にしたい他店のチラシは、配色や情報の並べ方を説明する資料として扱い、そこに載っている写真やロゴをそのまま使う依頼は避けます。

ロゴ、写真、イラストを渡す場合は、どこから入手したものかも整理してください。使える範囲が分からない素材は、使用可能と決めつけず、権利者や提供元の条件を確認してから渡しましょう。

ロゴ自体をこれから制作する場合は、看板・ショップカード・Webで使うロゴの納品条件を整理してから相談しましょう。

無料修正の回数だけで比較しない

「2回」と「無制限」だけでは、同じ条件の比較になりません。文字の直しと、紙面全体の作り直しが同じ扱いかを確認します。

  • 修正1回は、まとめた指示の提出1回か、修正箇所1か所か。
  • 店側の情報変更、写真の差し替え、配色変更はどこまで含まれるか。
  • 初稿を見て方向性を変える場合や、片面から両面に変える場合はどうなるか。
  • 無料回数を超えた場合の費用と、納期への影響はどうなるか。
  • 納品後に修正したい場合は、別の依頼になるか。

店舗側の確認担当を一人決め、他のスタッフの意見も集めてから、変更点を一つのメッセージにまとめるとやり取りを整理できます。「もっと目立たせたい」だけでなく、「開店日を店名の次に読める大きさにしたい」と、何を伝えたいのかを書きましょう。

制作日数の起点も確認が必要です。購入日なのか、原稿・素材が揃った日なのかで予定が変わります。配布日から逆算する手順は、開店日に間に合わせるための締切・変更条件で整理しています。

納品形式は「印刷する」と「自分で編集する」で選ぶ

まず、印刷に使うデータが必要なのか、今後も営業時間や価格を自分で直せるデータが必要なのかを伝えます。この2つは、同じファイルで満たせるとは限りません。

印刷会社が決まっている場合は、会社名だけでなく、注文予定の商品、仕上がりサイズ、片面・両面、入稿ガイドやテンプレートのURLを共有します。まだ決まっていない場合は、いつまでに決める必要があるか、決定後の調整が料金に含まれるかを確認してください。

編集できるデータが必要なら、「編集可能な形式で」とだけ書かず、使うソフトやサービス名と、変更したい項目を伝えましょう。AI形式であっても文字を編集できる状態かは確認が必要です。AIはここではAdobe Illustratorのファイル形式を指します。

たとえば「納品後、店舗スタッフがCanvaで営業時間と価格を変更したい」「Illustratorで文字を修正できる元データが必要」と具体化します。必要なアカウント、ソフト、フォントや素材の利用条件、追加費用の有無も聞いてください。

入稿用ファイルの技術的な確認や、完成サイズでの文字・QRの点検は、納品後に行います。詳しくは開店チラシの入稿前チェック5つをご覧ください。

利用範囲と実績公開の希望も先に伝える

開店時の配布だけでなく、同じデザインをSNSや店頭ポスターに使いたいなら、その予定を依頼時に伝えます。サイズ違いのデータ制作、納品後の編集、写真などの素材の再利用がどこまで認められるかを、それぞれ確認してください。

また、制作者のポートフォリオやSNSへの掲載について、非公開を希望するか、開店後なら掲載してよいかを決めておきましょう。利用する側の権利と、制作実績として公開してよいかは、別の確認事項です。非公開対応の可否や追加料金も、購入前に確認します。

コピーして使える開店チラシの依頼メモ

分からない項目は「未定・相談希望」と書けば構いません。複数の相手に相談するときは、同じメモを使い、後から条件を変えた場合も全員に同じ変更内容を伝えると比較しやすくなります。

【開店チラシの見積もり相談】
店の種類・伝えたい相手:
目的(開店告知/予約案内など):
開店日/配布開始希望日:
データ納品希望日:
サイズ・片面/両面:

原稿の状態(完成文/箇条書き/手書き/未作成):
原稿が揃う予定日:
依頼したい作業(文章作成/文字起こし/写真選定/レイアウト):
用意できる素材(ロゴ・写真など):
不足している素材と、用意を依頼したいもの:
希望の雰囲気・参考資料:

印刷会社・商品・テンプレートURL(未定なら未定):
印刷・配送の依頼(必要/不要):
必要な納品形式:
自分で編集する予定と使用ソフト:
利用予定(チラシ/SNS/ポスターなど):
実績公開の希望(可/開店後なら可/不可):
予算上限と、含めたい費用:

確認したいこと:
・上記のうち基本料金に含まれる作業と追加費用
・初稿予定日と、制作日数の起点
・無料修正の数え方・範囲、超過時の料金
・印刷会社から修正を求められた場合の対応範囲
・納品形式、編集できる範囲、素材の利用条件
・実績非公開を希望する場合の対応と費用

返ってきた見積もりは、総額の安さだけでなく、原稿準備の負担、必要な修正、使える納品データが揃っているかを比べましょう。回答がない項目は「含まれる」と推測せず、購入前に確認します。

印刷や配布まで含めた予算を整理する場合は、ポスティングの見積比較メモも使えます。デザイン制作と配布の条件をそれぞれ揃えてから、開店準備全体の費用を確認してください。

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