
利回り7%って書いてある…!
これ買ったらいっぱい配当もらえるの?

その“高すぎる利回り”、
実は“危険信号”の可能性がめちゃくちゃ高いよ。
『結論』
買ってはいけない高配当株のほとんどは、
“株価が下落して利回りが高く見えているだけ”。
つまり、
- 配当が続かない
- 減配のリスクが高い
- 株価下落のダメージの方が大きい
この3つがセットで来る。
- 買ってはいけない高配当株の共通点
- 利回り7〜10%が危険な理由
- 過去に実際起きた危険サインの事例
- 安全な高配当株の特徴

利回りが高いほど得だと思ってた…

高配当は“利回りの高さ”じゃなくて
“配当を続けられる強さ”で選ぶんだよ。
- 罠の高配当株を一瞬で避けられる
- 損しにくい銘柄判断ができる
- 安心して持てる高配当株が分かる
- NISAで買う銘柄のミスが減る
買ってはいけない高配当株の“共通点”はこれ
まずはここを押さえればOKという、
買ってはいけない株の核心だけを一枚にまとめたパート。
買ってはいけない高配当株のほとんどは、株価が下がり続けて利回りだけ高く見えている”銘柄。
なぜ危険なのか?
• 株価が落ちて利回りが上がって見えるだけ
• 本業の利益が落ちている
• 配当性向が高すぎて、維持できない
• 景気悪化で簡単に減配する
• 長期で持つと株価下落>配当でマイナス

利回り7〜8%の方が効率良く増えそうなのに…

違うよ。“続かない高配当”は、
結局“株価が下がって全部消える”パターンがほとんど。
買ってはいけない高配当株の特徴5つ
特徴①|利回り6〜10%の“高すぎる利回り銘柄”
利回りが高いほど危険。
理由は“株価下落で利回りだけ跳ね上がっている”から。
こういう銘柄に多い
- 海運
- 鉄鋼
- 一部の資源銘柄
- 不動産系

7%以上は“お得”じゃなくて危険水域。
利回りは“結果の数字”であって、価値じゃないよ。
特徴②|配当性向70%以上のギリギリ配当企業
稼いだ利益のほとんどを配当に回している=長続きしない
こうなりやすい企業
- 業績が横ばい or 下落
- 一時的に利回りが高くなった銘柄

配当性向ってなんですか?

簡単に言うと、
“利益のうち何%を配当に使ってるか”だよ。
70%以上は危険信号。
特徴③|営業利益が右肩下がりの“衰退企業”
本業が弱っている=配当が続かない
こういう業種に多い
- 国内需要が減っている業界
- 競合に負けている古い企業
- 設備負担が大きい業界

本業の利益が落ちてるのに
高配当を続けるのは無理があるんだ。
特徴④|景気に強く依存する“ボラティリティ銘柄”
好況で利益爆上げ → 不況で一気に落ちる。安定しない。
当てはまりやすい
- 海運
- 鉄鋼
- 資源
- 景気敏感セクター全般

去年高配当だったのに、急に下がりました…

景気が悪くなれば配当も利益も下がるタイプだね。
特徴⑤|減配・無配の“過去歴あり銘柄”
減配した企業は“再び減配しやすい”のが現実。
過去の事例
- キヤノン(減配経験あり)
- みずほFG(減配経験あり)
- JT(2021に減配)
- パナソニック(減配歴あり)

悪口じゃなくて、“こういう過去事例は学びになる”って話ね。
ポイントまとめ
- 利回り6〜10%
- 配当性向80%以上
- 営業利益が下がり続けている
- 景気に依存して上下が激しい
- 減配・無配の過去あり
→ 3つ以上当てはまったら、初心者は避けるのが安全。
買ってはいけない“危険な高配当株”を分かりやすく解説
ここでは「特定企業を悪く言う」のではなく、
“過去にこういう現象があった”という学びのための実例を紹介するよ。
実例①|海運(日本郵船・商船三井・川崎汽船)
利回り7〜10%の“危険水域”になりやすい業種
✅ なぜ危険なのか?
- 景気が良い年に利益が爆増 → 配当上がる
- 景気悪化すると利益激減 → 配当・株価が急落
- 利回りが“株価急落で跳ね上がる”ことが多い
✅ 実際にあった現象
- 2021〜2022:海運バブルで高配当化
- その後、業績正常化で株価・配当が急落
- 利回りだけ見て入った人が大ダメージ

海運は“買ってはいけない銘柄”じゃなくて
“買ってはいけない年がある銘柄”なんだよ。
実例②|鉄鋼(日本製鉄・JFE)
配当性向80〜100%に達することがある業種
✅ 危険ポイント
- 鉄鋼価格が景気で乱高下
- 利益が少ない年に“高配当のまま”だと、配当性向が跳ね上がる
- 維持できず減配するリスクが高い
✅ 初心者が誤解しやすい点
「利回り高い=割安」ではなく、
“利益が落ちて配当比率が高く見えているだけ”。
実例③|減配歴のある銘柄(キヤノン・みずほFG・パナソニック)
“減配した企業は再び減配しやすい”という典型
✅ 過去の例
- キヤノン:減配経験あり
- みずほFG:経営改善期に減配あり
- パナソニック:過去に数回減配
→ どれも「企業が弱い」わけではなく、
業績状況により配当を維持できなかったケース。

減配ってそんなに悪いことなんですか…?

長期高配当投資では“減配リスクの低さ”が命。
過去の事例は学びになるよ。
実例④|株価が長期で右肩下がりの業界
利回りが高くても“株価下落が大きすぎる”ケース
✅ 該当しやすい業界
- 古い家電メーカーの一部
- 出版
- 国内需要縮小の業界
- 成長市場に取り残された企業
✅ なぜ初心者NGなのか?
利回りが高く見えても
株価下落の方が大きくてトータル負けやすい。
| 区分 | 該当しやすい銘柄(例) | 理由・特徴 |
|---|---|---|
| 海運 | 日本郵船/商船三井/川崎汽船 | 景気依存が極端で、好況→高配当→不況→急落のサイクルが激しい |
| 鉄鋼 | 日本製鉄/JFE | 景気敏感で利益変動が大きい。配当性向が高くなりやすい |
| 減配歴あり | キヤノン/みずほ/パナソニック | 過去に減配を経験しており、再度の減配リスクが相対的に高い |
| 長期右肩下がり業界 | 出版/古い家電メーカー系 | 利回りが高く見えても、株価下落が大きく長期保有に不向き |
| 景気敏感セクター | 資源/鉄鋼/海運 | 業績の波が大きく、配当が安定しない。高配当が“続かない”タイプ |
👉 “悪い銘柄”ではなく、“初心者と相性が悪いタイプ”という理解が正しい。
初心者が選ぶべき“安全な高配当株”の特徴
危険銘柄を避けるだけだと“何を買えばいいか分からない…問題”が起こる。
だからここでは、長期で配当が続きやすい企業の共通点を絞って紹介するよ。
安全な高配当株の共通点
① 配当性向50%前後
→ 利益の半分だけ配当に回す“健全なバランス”。
② 営業利益が右肩上がり
→ 本業が強い=配当を安定して続けられる。
③ 5年以上の増配実績
→ 配当方針が強固で、株主を重視している証拠。
④ 景気の影響を受けにくい
→ 銀行・通信・インフラ・エネルギーなど安定業界が多い。
⑤ 利回り3〜5%
→ 無理がない範囲で、配当と株価のバランスが良い。

利回りはやっぱり高い方がいいんじゃ…?

“続く配当”こそ最強。
利回り4%前後がいちばん長期に向いていて、結果的に増えるよ。
安全寄りの銘柄
- KDDI(通信・増配・利益安定)
- 三菱UFJ(銀行・利益成長・配当余力)
- 三井住友FG(銀行・増配政策が強め)
- INPEX(資源・利益体力が強い)
- オリックス(事業分散・増配実績)
✅ 3〜5%の利回り
✅ 利益が右肩上がり
✅ 増配が続いている
✅ 景気に左右されにくい業種
✅ 配当性向が健全
→ この5つを満たす銘柄が“長期の味方”になる。
まとめ
買ってはいけない高配当株は、
“利回りだけ高く見えてる銘柄”。
❌ 避けるべき特徴
- 利回り6〜10%
- 配当性向80%超え
- 利益が右肩下がり
- 景気に左右されやすい業種
- 減配歴あり
✔ 選ぶべき方向性
- 利回り3〜5%
- 利益が安定してる会社
- 配当性向50%前後
- 通信・銀行・インフラなど強い業種

高配当は“高い利回り”より“続く配当”で選ぶのが正解。
実際にどれを買えばいいのか
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当ブログは一次情報に基づいて執筆しています👇



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