
コインランドリー投資って“放置で毎月10〜30万円の不労所得”って聞いたんですが…
本当にそんなうまい話あるんですか?

残念だけど…コインランドリーは不労所得じゃないよ。
“半分は店舗ビジネス、半分は立地ギャンブル”なんだ。
結論から言うと、
コインランドリー投資はやめとけと言われる理由は“想像以上に儲からないから”。
設備も高額、光熱費も高い、修理代も高い。
しかも成功の9割は 立地のみ で決まります。
気軽に始めた人ほど、
「え…全然利益残らないんだけど?」
と後悔しやすい投資なんです。
- コインランドリー投資が“赤字になりやすい”本当の理由
- 多くの初心者がハマる3つの誤解
- 実際の収益モデルが危険なワケ
- 不労所得にならない構造
- 代わりに選ぶべき“安全な投資”

“働かずに儲かる投資”は存在しないよ。
コインランドリーはその典型例なんだ。
① 結論:コインランドリー投資は不労所得じゃない

放置で毎月10〜20万円入るって本当…?

そのイメージ、ほぼ誤解だよ。
コインランドリーは “設備のある店舗ビジネス” なんだ。
最初に結論
コインランドリー投資は “やめとけ”。
理由は、手間が多いのに利益が残りにくいから。
【なぜ?】実は“やること”が多い
- 店の掃除
- ゴミ処理
- 壊れた機械の対応
- 売上の回収
- 防犯カメラチェック
- 温度管理や換気
- クレーム対応

“ほったらかし”ではないよ。
やることは普通に多いんだ。
【さらに】手元に残る利益が少ない
売上があっても…
- ガス代
- 電気代
- 水道代
- 消耗品
- 修理代
- ローン
- 固定資産税
こういう “固定の支出” が重くて、
月の利益は数万円の人も多い。

“売上=儲け”じゃないよ。
手取りで見ると一気に現実が見える。
【本質】リスクのわりにリターンが弱い
- 初期費用1,000〜2,000万円
- ランニングコストが重い
- 成功は立地次第(運要素強め)
- 出口戦略が弱い(売却しにくい)
👉 初心者には不向き。
失敗すると簡単にはやめられない。
でも安心してOK

じゃあ何したらいいの…?

大丈夫。“安全に増やせる選択肢”はちゃんとある。
この記事の後半で紹介していくよ。
② 初期費用1,000〜2,000万円で回収がむずかしい

そんなにお金かかるんですか…?
100〜300万円くらいでできると思ってました…

実はここが一番の落とし穴。
“初期費用が重すぎる” から失敗しやすいんだ。
ざっくり費用イメージ
- 内装工事:300〜600万円
- 大型洗乾機:100〜200万円 × 数台
- 水道・ガス工事:200〜400万円
- 看板・外装:50〜200万円
- 加盟料(FC):100〜200万円
合計で 1,000〜2,000万円が一般的。
【ポイント】ローン返済が重い
設備は高額なので、多くの人は ローン を組みます。
でも…
- 返済
- 光熱費
- 修理代
これらが毎月のしかかる。
“売上が好調でも利益が残らない” のは、この構造のせい。

利益じゃなくて、返済に消えていくんですね…

そう。
むしろ“赤字で回る”店舗も少なくないよ。
【回収までの期間】5〜10年は普通
しかも
立地が悪い → 10年経っても回収できない
なんてパターンも普通にある。
初期費用が重い投資は “失敗したら引き返せない”
- 撤退コストも高い
- 中古で売れない
- ローンだけ残る
つまり
初心者が背負うにはリスクが重すぎる投資。

“最初にデカく払う投資”は、成功しても回収までが長い。
初心者ほど小さく始めるのが正解だよ。
③ ランニングコストが重すぎる(光熱費・修理代)

初期費用が重いのは分かったけど…
運営はそんなにお金かからないんですよね?

いや、ここも大きな勘違い。
コインランドリーは毎月“固定費がドンッ”と乗る投資。
売上よりも“光熱費”の変動がメインなんだ。
月々の支出イメージ(一般的な規模)
- ガス代:5〜10万円
- 電気代:3〜5万円
- 水道代:3〜7万円
- 消耗品(洗剤・柔軟剤):1〜2万円
- 清掃代(外注):1〜3万円
- 修理費:月1〜5万円(※故障時は10〜30万円一撃)
合計:月15〜30万円が固定で飛ぶ 感覚。
売上より“光熱費”のほうが読めない
乾燥機はガスを大量に使うので、
ガス代の変動で利益が一気に消えます。
- 寒い季節 → 乾燥の利用増
- 原油価格上昇 → ガス代値上がり
- 電気代高騰 → 利益さらに圧迫

売上が良くても“光熱費が跳ねると利益ゼロ”。
この構造がキツいんだ。
修理費もシャレにならない
大型乾燥機・洗濯機は “業務用機器”。
壊れたら高い。
- 部品交換:数万〜
- ファン故障:5〜10万円
- ガスバーナー交換:10〜30万円
- 基盤交換:20〜40万円

数万円〜数十万円…?
そんなにかかるんですか…?

壊れるタイミングは読めない。
“突然数十万円が飛ぶ投資” は初心者には危険だよ。
毎月の利益がほとんど残らない理由
売上がたとえば 月60万円 でも…
- 光熱費で20〜30万
- 修理で数万
- 消耗品で数万
- 返済で10〜20万
結果、
手元に残るのは数万円レベル。

“経費の波が大きい投資”は、安定収益になりにくい。
精神的にもキツくなりやすいよ。
④ 成功の9割が立地依存という“ギャンブル性”

立地ってそんなに大事なんですか?
人が来ればOKだと思ってました…

コインランドリーは “立地がすべて”。
コンビニ以上に場所で決まる投資なんだ。
成功する場所の条件はかなり厳しい
例えば、こういう場所でないと厳しい👇
- 住宅密集エリア
- ファミリー世帯が多い地域
- 駐車場が入りやすい道路沿い
- 大型スーパーやドラッグストアの動線
- 競合が近くに少ない場所
- 騒音クレームが起きにくい立地
この条件を満たす場所は、そもそも少ない。
👉 逆に1つでも外すと一気に赤字
- 人通りが少ない
- 近くに新しい競合ができる
- 駐車場が狭い
- スーパーの導線から外れている
- 住宅が少ない
こうなると…
「毎日ほぼ誰も来ない」
みたいな状態も普通。

立地ガチャ…本当にあるんですね…

そう。
“当たり立地”じゃないと利益が残らない。
しかも立地は後から変えられない。
コインランドリーは“後出しが弱い”ビジネス
同じエリアに競合ができたら…
- 価格競争に巻き込まれる
- お客が半分に減る
- 回収期間が伸びる
でも…
👉 こっちから攻める(値上げ・集客)手段がほぼない。
つまりギャンブル性が強い
- いい場所が取れれば◎
- 外せば大赤字
- 運要素が大きい
- そして立地は変えられない
成功率より
“失敗した時に逃げられない” 方が問題。

投資でいちばん危険なのは “運任せ” になること。
コインランドリーはその典型なんだ。
⑤ フランチャイズ手数料で利益が消える

フランチャイズに入れば安心って聞きました。
サポートが手厚いんですよね?

これも誤解されやすいポイント。
“手数料だけ高くて、サポートは薄い” なんてこともあるんだ。
FC手数料は売上の10〜30%
コインランドリーのFC(フランチャイズ)は
だいたい 売上の10〜30% を手数料として持っていきます。
例)売上60万円
→ 手数料:6〜18万円が消える
でも「サポート内容」が薄いケースが多い
- 集客 → 自分でやる
- 清掃 → 自分でやる
- 壊れた時 → 業者を自分で手配
- クレーム → 自分で対応
- 販促 → 自分で考える
つまり…
👉 “名前を借りてるだけ”状態になりやすい。

全部自分でやるのに、売上の1〜3割も取られるんですか…?

そう。
費用が重いのに、実務は自分。
これがコインランドリーFCの現実。
手数料だけで利益が吹き飛ぶ構造
もともと
- 光熱費
- 修理代
- 消耗品
- ローン返済
- 固定資産税
で利益が薄いのに、
さらに 売上の10〜30%が手数料で消える。
結果…
👉 手元にほぼ残らない人が続出。
“FCに入れば成功する”は大きな誤解
フランチャイズが強いのは
“ブランドの力”を使って集客できるビジネス。
例)飲食・コンビニ・ネイル・フィットネス
でもコインランドリーは…
- どこも同じような機械
- 値段もほぼ同じ
- 店舗のブランド力が弱い
👉 ブランドの恩恵がほぼない。

FC加入=成功 にはならないよ。
“手数料で赤字が増えるだけ” になるケースもある。
⑥ 中古市場が弱く“出口戦略がない”

もしうまくいかなかったら…
売ってやめればいいんですよね?

ここが一番“危ないポイント”。
コインランドリーは、そもそも売れない。
だから“出口がない投資”なんだ。
コインランドリーは“中古で売れない”
不動産のように
- 相場がある
- 買い手が多い
- 購入希望者が見つかる
こういう市場が ほぼ存在しません。
なぜ?
- 設備は“中古価値”がつきにくい
- 故障リスクが高い
- 立地が悪ければ誰も買わない
- 事業ごと引き継ぐメリットが弱い
👉 結果、「売れる前提」で始めると危険。
設備は価値がすぐ落ちる
業務用洗濯乾燥機は
新品 → 数年で価値が一気に下がる アイテム。
- 故障リスク
- メンテコスト
- 型落ち
- 稼働時間の蓄積
これらの理由で、
中古でもほぼ買い手がつかない。

え…値段つかないんですか?

“重量物+故障リスク” の組み合わせは、
中古価値がつきにくいんだ。
やめようとしても“撤退費用が高い”
売れないだけじゃありません。
撤退するときは…
- 機械の撤去
- 運搬費
- 廃棄処分
- 内装の原状回復
- 看板撤去
これら全部で 数十万円〜100万円級 の費用がかかります。
ローンだけが残る最悪パターン
よくある最悪ケースはこれ👇
- 売上が伸びない
- ランニングコストで利益ゼロ
- 売却しようとしても売れない
- でもローン返済は残る
- 撤退費用まで払う必要がある
👉 “詰み”に近い状況。

投資でいちばん危ないのは “逃げ道がない” こと。
コインランドリーはまさにそこが弱点なんだ。
⑦ 代わりに選ぶべき安全な投資

コインランドリーが危ないのは分かりました…。
じゃあ、初心者は何から始めればいいんですか?

大丈夫。
“設備ビジネスより安全で、少額から始められる投資” はちゃんとあるよ。
ポイントは “小さく始められる” & “やめたい時にやめられる”
コインランドリーのように
- 初期費用が重い
- 毎月の維持費が高い
- 売却しづらい
このタイプは、初心者には危険。
そこでおすすめなのが👇
【代替案①】日本の高配当株(個別株)
- 数万円から始められる
- ランニングコストゼロ
- いつでも売却できる
- 分散しやすい
- 実績が安定している企業が多い

コインランドリーの“初期費用1,000万”を用意できるなら、
高配当株に分散するほうがはるかにリスクが低いよ。
【代替案②】インデックス投資
- 世界中の株に自動分散
- コスト最安
- 完全放置でもOK
- 長期の実績が安定
初心者にとっては、一番失敗しにくい投資。


コインランドリーみたいな“立地ガチャ”も“修理リスク”もゼロ。
放置で伸びるのはインデックス投資のほうだよ。
【代替案③】高配当ETF(HDV/VYM/SPYD)
- 1本で分散できる
- 管理が簡単
- 個別株よりハードル低め


個別株はちょっと怖いです…


それならETFでOK。
“高配当をまとめて買える”のがETFの良いところだよ。
結論:初心者は“設備”より“金融資産”
- 設備ビジネス
→ 初期費用が重い、手間多い、出口が弱い - 金融資産(株/ETF/インデックス)
→ 少額OK、放置OK、いつでも売れる
初心者が積み上げるべきは後者。


最初から“重いビジネス”を背負う必要はないよ。
小さく、安全に、分散して増やすのが正解。
⑧ まとめ:安定収入を狙うなら“設備ビジネスより投資”


コインランドリー投資って、
思ってたよりリスク大きいんですね…


そう。
“放置で儲かる” というイメージと、
現実とのギャップが大きすぎる んだ。
コインランドリー投資が“やめとけ”な理由(まとめ)
- 不労所得ではない(やること多い)
- 初期費用1,000〜2,000万円で重すぎる
- 光熱費・修理代で利益が消える
- 成功の9割が立地(運ゲー)
- FC手数料で利益が飛ぶ
- 中古市場が弱く「売れない」
- 撤退費用までかかる
👉 結論:初心者がやるにはハイリスクすぎる投資
代わりに選ぶべきは?
- 日本の高配当株
- 高配当ETF(VYM/HDV/SPYD)
- インデックス投資(新NISA)
これらは
- 初期費用が小さい
- 維持費0円
- いつでも売れる
- 分散しやすい
- 長期の実績が安定
という“初心者でも続けやすい投資”。


“リスクの割に合うか?”で考えると
コインランドリーより“金融資産”のほうが断然コスパが良いよ。
👉 最後にもう一度だけ結論
コインランドリー投資はやめとけ。
あなたのお金と時間は、
もっとリスクを抑えて増やせる資産に使ったほうがいいよ。
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当ブログは一次情報に基づいて執筆しています👇







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