金はインフレ・通貨不安に強い“守りの資産”。ただし**ポートフォリオの脇役(保険)**として持つのが正解です。
近ごろの史上高値報道も“役割で持つ”判断を後押し。Reuters

今から金って遅くない?

“全力買い”はNG。少額×分散で“保険”として持つのがコツだよ。
- いま金が注目される理由
- 新NISAで買える金ETFの選び方
- 「金はインフレ完全ヘッジ?」の誤解をやさしく解説
- 失敗しない配分目安と買い方

“守りを固める金”を、NISAの成長枠でコツコツ。主役は株、金は保険。
なぜ今“ゴールド投資”が注目されているのか?
1.史上最高値を更新中
2025年10月現在、金価格は
👉 1オンス=約4,100〜4,180ドルと過去最高水準に。
背景には…
- アメリカの利下げ観測
- 地政学リスク
(中東・中国情勢など) - ドル安の進行
- 株・債券市場の不安定さ
といった要因が重なっています。
2.インフレ&通貨不安への「保険」
金は配当を生まない代わりに、
✅ インフレ対策
✅ 通貨の価値下落へのヘッジ
✅ 株・債券と異なる値動き
といった特徴があります。
つまり、「増やす」というよりは「守る」ための資産です。

今買ったら高値掴みじゃないですか?

“全部買い”はNG。でも少額×分散なら“保険”として有効です。
3.ポイントまとめ
- 金は今、歴史的な高値圏
- 役割は「守り+通貨分散」
- 全力投資ではなく10〜20%程度の配分が目安
- タイミングを狙うより、コツコツ積立が基本
どう買う?初心者におすすめの3つの方法を徹底比較
① 新NISAでも買える!金ETF(上場投資信託)
代表的な銘柄👇
- 1326:SPDR ゴールド・シェア
(世界最大級ETFの東証版) - 1328:NEXT FUNDS 金価格連動型
(野村AM) - 1540:純金上場信託
(現物国内保管型)
👉 証券口座から株と同じ感覚で1株〜購入可能。
👉 NISAの成長投資枠を使えば、売却益が非課税になります!
- 少額から投資OK
- 売買が簡単
(スマホからサクッと) - 管理・保管不要
(信託銀行が管理)
- 毎年、信託報酬(管理コスト)がかかる
- 現物のような「手元に金がある」感覚はない

ETFだけで十分ですか?

最初はETFが一番コスパ&手軽。金=保険なので、まずはここからでOKです!
② 毎月コツコツ積立できる!純金積立
SBI証券や田中貴金属など、多くの企業が提供しています。
- 月1,000円〜など少額からOK
- ドルコスト平均法で価格変動のリスクを平準化
- 自動積立だから、手間いらず
- ETFに比べて買付手数料・保管料が高め
- 売却や現物受け取りに手数料がかかる場合も
👉 ETFよりも「貯金感覚」で続けたい人に向いています!
③ ロマンはあるけどコスト重め…現物
実物を保有するタイプです。
- 実物資産なので、倒産リスクなどがほぼゼロ
- 所有の満足感・非常時の価値保存にも◎
- 購入時に消費税10%が上乗せされる
- 売却時も業者とのスプレッド(差額)が大きい
- 保管コスト・盗難リスクがある

やっぱり“地金”が最強ですか?

日本では税と保管コストが重いから、最初から現物に突っ込むのはおすすめしません!
スマホでサクッと比較まとめ
方法 | 特徴 | コスト | NISA対応 | 初心者向き |
---|---|---|---|---|
ETF | 少額&手軽/株式のように買える | 信託報酬あり | ◎ 成長枠OK | ★★★★☆ |
純金積立 | 自動でコツコツ/貯金感覚 | 手数料や保管料高め | ✕ | ★★★☆☆ |
現物 | 実物保有/ロマン強め | 消費税・保管コスト重め | ✕ | ★☆☆☆☆ |

初心者はまずETF+新NISAで少額スタート。現物は“ロマン枠”でOK!
いつ・どれくらい買う?
1.ゴールドの「役割」を明確にしよう
金は株や債券のように「利益を狙う主役」ではなく、
👉 インフレや通貨不安のときに価値を守る“保険” です。
だからこそ、
「どれくらい買うか?」は“将来の値上がり”ではなく
👉 全体のバランス(ポートフォリオ)で決めるのが鉄則!
2.目安は【資産の10〜20%】が基本
投資スタイル | 金の比率の目安 | 理由 |
---|---|---|
株メイン(攻め重視) | 15〜20% | 株の下落時に“クッション”になる |
バランス型(株・債券・現金MIX) | 10〜15% | 通貨分散+インフレ耐性の補強 |
現金多め(まだ投資初心者) | 5〜10% | 初期は小さく始めてOK |

全部金にしちゃえば安全じゃないですか?

金“だけ”はリターンが伸びにくい。“脇役”として組み込むのが基本です!
3.買い方は【少額 × 時間分散】が王道
一括でドンと買うのはNG!
👉 高値掴みのリスクがあるからです。
おすすめは👇
- 月1回 or 週1回など定期的に積み立てる
- 円高・円安・価格の上下を平均化する
- 金価格が高騰しても焦らず淡々と続ける
つまり、「いつ買うか?」ではなく
👉 “時間をかけて少しずつ”買うことが大事!
4.リバランスも忘れずに
半年〜1年ごとに
- 金が増えすぎたら
→ 少し売ってバランス調整 - 減っていたら
→ 少し買い増し
この「リバランス」が、長期的な安定運用のカギです!

金は攻めではなく守り。10〜20%を、時間をかけてコツコツ積む
これが失敗しない鉄則です!
よくある勘違い&失敗例
1.「金=インフレ完全防御」だと思い込む

インフレが来たら金を全部買えば安心でしょ!

残念… 金は“万能”じゃない。短期では効くけど、長期では株の成長力に劣ることもあります。
- インフレ耐性はあるけど、あくまで“保険”ポジション。
- これ1本で資産を守るのはNG!
2.「株が下がれば金は上がる」と勘違い

株が暴落したら金が上がるんですよね?

それ、いつも当たるとは限らない!
- 相関関係は時期や状況で変わる。
- 例えば株と金が同時に下がる局面もあるんです。
- 「絶対こう動く」と思い込むと痛い目に…
3.現物をいきなり大量購入

やっぱ“地金”をドカッと買えば最強ですよね?

日本では消費税10%+保管コストが重くのしかかる
- ETFや積立から始めたほうが圧倒的にコスパが良いです。
- 現物はロマン枠 or 上級者向けと考えよう!
4.高値掴みの“一括買い”

今が高値だけど…全部一気に買っちゃおう!

高値でドン!は一番やっちゃダメ
- 金は今、史上高値圏。
- 一括で買うと、その後の下落で損失が出やすい。
- 少額×時間分散が鉄則です
5.リバランスを放置する

買ったまま放置でいいんですよね?

“保険”もメンテナンスが必要!半年〜1年ごとに見直そう!
- 金の比率が増えすぎたら→少し売る
- 減っていたら→少し買い増す
- リバランスで資産全体を整えるのが長期投資のコツです。
ポイントまとめ
- 金=万能ではない(“保険”と割り切る)
- 株との逆相関も“いつも”じゃない
- 現物はコスト高、最初はETFでOK
- 一括買いよりコツコツ積立
- 定期的なリバランスが重要

金は“守り”の資産。勘違いせず、正しい使い方をすれば頼れる味方になるよ!
まとめ&次の一歩
- 金(ゴールド)は“守り”の資産
→ インフレ・通貨不安・株下落時の保険的な役割 - 配分の目安は10〜20%
→ 「主役(株)」ではなく「脇役(保険)」として活用するのが基本! - 買い方はETFが一番おすすめ
→ 1326・1328・1540などを新NISAの成長投資枠で積立するのが◎ - 少額 × 時間分散でコツコツ買う
→ 高値圏でも慌てず、淡々と積み立てるのが王道 - 半年〜1年ごとにリバランスして全体を整える
→ 増えすぎ・減りすぎを自然に修正して資産を安定化

金は“守り”に徹してこそ真価を発揮!“全力で買う”ではなく、“静かに積む”が鉄則です!
次の一歩(初心者向けステップ)
1️⃣ 証券口座で「1326/1328/1540」をウォッチリストに登録
👉 まずはどんなETFがあるか確認!
2️⃣ 新NISAの成長投資枠で月1万円など、少額の積立を設定
👉 タイミングを悩まず、時間でならす!
3️⃣ 全資産の10〜20%以内になるように配分チェック
👉 買いすぎ・持ちすぎを防ぐ!
4️⃣ 半年ごとにリバランスを見直して、ポートフォリオを整える
👉 「買いっぱなし」にならないように注意!
これで「ゴールド投資」の基本はバッチリです!
次は、あなたのポートフォリオに守りの金を静かに組み込むだけです!

なんだか金投資、難しそうと思ってました…

ルールを決めれば簡単!攻め=株、守り=金の組み合わせで、資産はもっと強くなるよ!
FIRE(経済的自立)を目指すための全体像を見たい方はこちら👇
日本高配当ポートフォリオのトップページはこちら👇
当ブログは一次情報に基づいて執筆しています
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