「新NISA、何を買えばいいかわからない…」
そんな声、ほんとうによく聞きます。

SNSでVYMってよく見るけど、結局なにが良いの?インデックスと違うの?

実は“新NISA”のメリットを一番活かせるのがVYMなんです。
配当金が非課税で、そのまま再投資できる。つまり放っておいてもお金が増える仕組みが作れるんですよ。
- 新NISAとVYMの相性が最高な理由
- 他の高配当ETF(HDV・SPYD)との違い
- 実際にVYMを買うベストなタイミング
- 注意すべき“落とし穴”とリスク回避法

新NISA×VYMは、初心者でも始めやすく、将来の資産形成に強力な武器になりますよ!
① 新NISAとは?仕組みと上限をざっくり理解
「NISA」ってよく聞くけど、正直なんなの?という人が多いはず。

“新”ってついてるけど、前のNISAと何が違うんですか?

一言で言えば、“一生使える非課税口座”になったんです!
新NISAの基本ポイント
- 投資で得た利益が非課税
(通常は約20%の税金がかかる) - 年間投資枠は最大360万円
(つみたて投資枠120万+成長投資枠240万) - 非課税期間は“無期限”
(旧制度は5年や20年の制限あり) - 売却した分の枠は再利用できる
(ロールオーバー不要)
つまり、「一度買って終わり」ではなく、
一生使い続けられる“資産づくりの箱”が手に入るようになったんです。

年間360万円なんて使えないかも…

大丈夫。1万円でもOKです。
大事なのは、“税金ゼロで配当を増やす仕組み”を早く作ることなんです。
ポイントまとめ
- 税金がかからない=複利の力が最大化
- 少額でもOK。早く始めるほど有利
- “無期限非課税”だから、配当を再投資しながら育てるのに最適
② なぜVYMが新NISAに向いているのか
新NISAの最大の魅力は「配当金も値上がり益も非課税」という点。
つまり、“長期でコツコツ育てる投資”ほど有利になります。
そこで相性抜群なのが!
米国高配当ETF「VYM」なんです。

でも、VYMってどんなETFなんですか?

かんたんに言うと、アメリカの優良企業の配当をまとめて受け取れるファンドです。
VYMの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Vanguard High Dividend Yield ETF |
| 投資対象 | 米国の高配当株 約400銘柄 |
| 運用会社 | バンガード(Vanguard) |
| 経費率 | 0.06%(非常に低コスト) |
| 配当利回り | 約3.1%(2025年時点) |
| 配当回数 | 年4回(3月・6月・9月・12月) |
新NISA×VYMが最強な理由
- 配当が非課税で受け取れる
通常20%かかる税金がゼロ。
その分、手取りがそのまま増えます。 - 再投資で複利効果が最大化
もらった配当をそのまま再投資すれば、“雪だるま式”に資産が増える。 - VYMは減配に強い
コロナ禍でも配当を維持。過去10年以上、連続増配中です。 - 超・分散されていて安心
1つの企業が倒れても影響が少ない。まさに“王道の安定型”。

高配当ってリスクもあるんじゃ…?

もちろんあります。でも、VYMは“質の高い企業”に絞っているから安心度が違うんです。
VYMの構成上位銘柄(例)
(2025年時点)
どれも「世界的な超一流企業」。
つまり、VYMを買う=アメリカの安定配当企業にまとめて投資することなんです。
ポイントまとめ
- 長期保有向けで「ほったらかし投資」に最適
- 税金ゼロで配当を受け取れる
- 増配傾向が続いている
- 超分散で安心感がある
③ VYM・HDV・SPYDを比較|あなたに合うのはどれ?
「高配当ETFってVYMだけじゃないんでしょ?」
そう思ったあなた、鋭いです。

SNSでHDVとかSPYDも見かけますけど、何が違うんですか?

それぞれ“性格”が違うんです。
ざっくり言うと
安定のVYM、守りのHDV、攻めのSPYDです。
高配当ETF 3兄弟の比較表
| ETF名 | 特徴 | 配当利回り | 安定性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| VYM | 安定・増配実績◎・広く分散 | 約2.5〜3.5% | ◎ | 長期保有で着実に資産を増やしたい人 |
| HDV | 景気防御型・ディフェンシブ銘柄中心 | 約4% | ○ | 不況でも安定配当を重視したい人 |
| SPYD | 高利回りだが景気に左右されやすい | 約5% | △ | リスクを取ってリターンを狙いたい人 |

数字だけ見るとSPYDが一番良さそう…?

高利回り=高リスクです。
減配や株価下落のタイミングで慌てない覚悟が必要になります。
3つの使い分けイメージ
- VYM
→ “メイン口座”としてコア運用 - HDV
→ 景気悪化時の“守り”枠 - SPYD
→ 配当重視の“スパイス”枠
つまり、王道は👇
VYMを中心(6〜7割)+HDV/SPYDを少しずつ
このバランスが、リスクを抑えつつ安定配当を狙える最適解です。

「全部を買う必要はありません。
まずは“安心して続けられる1本”を選ぶこと。
それが長期投資の第一歩です。」
④ 初心者でも失敗しない!VYMの買い方ステップ3
VYMは“ほったらかし投資”に向いていますが、
買い方を間違えると「高値づかみ」してしまうこともあります。
ここでは、初心者でも安心して始められる3ステップを紹介します。
ステップ①|証券口座を開設する
まずは、新NISAに対応した証券会社を選びましょう。
おすすめはこの3つ👇
| 証券会社 | 特徴 |
|---|---|
| DMM株 | 手数料が業界最安級。米国ETFの取引コストが安い |
| SBI証券 | 為替手数料が格安。投資信託との併用もしやすい |
| 楽天証券 | 楽天ポイントで投資できる。初心者にも人気 |

口座開設って時間かかります?

スマホで10分。マイナンバーカードがあれば即日申請できます。
ステップ②|毎月“コツコツ買う”
1回で大きく買うよりも、ドルコスト平均法で買うのが基本。
つまり👇
「毎月同じ金額で買い続ける」
株価が下がったときは多く、上がったときは少なく買うことになり、
平均購入単価を下げられるのが最大のメリットです。

安くなったら全部買う”より、“少しずつ買う”ほうが結果的にうまくいきます。
ステップ③|買いタイミングの目安
| 株価水準 | アクション |
|---|---|
| 150ドル以上 | 高値圏。買い急がず、様子を見る or 定額買いを継続 |
| 140ドル前後 | 現在水準。毎月の積立を淡々と継続(王道スタイル) |
| 130ドル台 | 少し割安。買い増しを検討してOK |
| 120ドル台以下 | 明確な割安水準。思い切って多めに買うチャンス |
(参考:2025年10月時点・為替や金利動向により変動あり)

買った後はどうすれば?

売らない。配当を受け取りながら、“増配”を待つんです。
ポイントまとめ
- 一括よりも“分けて買う”
- 新NISA口座を使えば配当も非課税
- 毎月の積立で“放置できる仕組み”を作る
⑤ 為替・減配リスクの考え方
どんなに優秀なETFでも、「リスクゼロ」はありません。
ここでは、VYMを買う前に最低限知っておきたい3つのリスクを整理します。
① 為替リスク(円高・円安の影響)
VYMは米ドル建てETFなので、
為替の動きで「円換算の評価額」が変わります。

ドル高とか円高って、結局どっちが得なんですか?

ざっくり言えば、円安だと得・円高だと損になりやすいです。
でも、長期投資では“為替の波”は平均化されます。
たとえば:
- 140円→150円:評価額アップ(円安)
- 150円→130円:評価額ダウン(円高)
👉 為替で一喜一憂せず、“長く持って慣らす”ことが大事です。
② 減配リスク(配当が減る可能性)
VYMは“高配当ETF”ですが、配当が保証されているわけではありません。
ただし
過去10年以上、連続増配を継続中!
コロナショックでも、他ETF(SPYDなど)が減配した中、
VYMはほぼ維持 or 増配という安定ぶり。

VYMは“景気に強い企業”が多い。
だから配当が多少減っても、持ち続ける価値があります。
③ 株価変動リスク(短期の値下がり)
ETFも“株”の集合体なので、短期的には価格が上下します。
でも
高配当ETFの本質は「売らずに配当を受け取る投資」。
株価の上下よりも、「毎年いくら配当が入るか」を見るのがコツです。

今いくらで売れるか”ではなく、“毎年いくら入ってくるか”で考えよう。
リスクとの上手な付き合い方
- 為替は気にしすぎない
(長期で平均化) - 減配しても慌てず保有
(焦って売らない) - 現金3割+VYM7割
(バランスで安心)

リスクを“避ける”より、“理解して味方につける”。
それが長期投資を続けられる一番の秘訣です。
⑥ 【結論】VYMを軸にした“放置できるポートフォリオ”
新NISAで資産を増やすなら
「VYMを中心に据える」のが王道です。
理由はシンプル。
放っておいても、配当金が非課税で増え続けるから。
長期で育つ「不労所得のタネ」
VYMは、米国の大型優良企業を中心に構成されており、
時間をかけて“配当が雪だるま式”に増えていきます。
たとえば👇
- 毎月3万円を積み立て(年間36万円)
- 年利3%で複利運用
- 10年後には約420万円+配当収入13万円/年
📈(※為替や市場変動による差あり)
これが「お金が働いてくれる」状態です。

途中で売りたくなったらどうすれば…?

“売らない仕組み”を作るのがコツ。
配当が出る=毎年ご褒美がもらえる感覚で、投資を楽しもう。
VYMを軸にしたおすすめバランス
| 資産分類 | 割合 | 目的 |
|---|---|---|
| VYM | 60% | コア資産・配当成長 |
| HDV / SPYD | 20% | 景気変動への分散 |
| 日本円(現金) | 20% | 為替・急変時の備え |

“全部投資”より、“余裕を残して続ける”。
このバランスが10年後の安心につながります。
インデックス投資が“成長で勝つ”なら、
高配当投資は“継続で勝つ”。
それが新NISA×VYMの最大の魅力です。
FIRE(経済的自立)を目指すための全体像を見たい方はこちら👇
日本高配当ポートフォリオのトップページはこちら👇
当ブログは一次情報に基づいて執筆しています👇







コメント