スポンサーリンク

【やってはいけない投資】『日本高配当株ETF』を全くおすすめ出来ない3つの理由

この記事は約4分で読めます。

今まで紹介して来なかったのですが日本株にも高配当株ETFが存在します。

こう聞くと、分散投資もできて手間要らず!それに為替リスクもない!

魅力的ですよね?

でも実際はどうなのか?

結論

日本高配当株ETFで『おすすめ』出来るモノはありません。

今回は、日本の中で1番規模の大きいETFの『日経高配当株50ETF』を例に解説します

この記事でわかること

①景気敏感な業種に偏っている
②配当狙いの長期投資に向かない銘柄が含まれている
③信託報酬でお金を持っていかれる

①景気敏感な業種に偏っている

あまりに景気敏感な業種に偏り過ぎている。

景気敏感な業種では、企業の業績・配当金が安定しません。
上位を占める業種すべてが、景気敏感株です。

  • 総合商社
  • 銀行業
  • 自動車関連
  • 電気機器
  • 証券
  • 石油
  • 建設業

逆に、景気に左右されにくい業種の企業がほとんど入っていません!

例えば、

  • 食品
  • 通信
  • 医薬品
  • 鉄道
  • 電気ガス

いくら景気が悪くなっても食事はするし、スマホだって使いますよね?
病院にも行きますし、通勤で電車だって使います。
景気が悪いから電気ガス止めようか?とはならないですよね?

なのでこう言った業種は、景気に左右されにくいのです。

つまり、こう言った業種が入っていないということは、景気が悪くなれば、配当金が一気に減配します。

どんな時でも安定した業績で、安定した配当金を出し続ける企業に投資するのが正解です。
『超長期的に安定した配当を得続ける』これが高配当株投資の目的だからです。

景気敏感株の投資比率が高いというのは、目的と手段が合っていないということです。
できる限り減配しない株に投資しないと意味がないのです。

②明らかに配当狙いの長期投資に向かない銘柄が含まれている

投資には、必勝法はないけれど、必敗法はあります!
必ず負けるやり方ですね!

例えば、配当利回りランキングの上位銘柄に上から順に投資し続ける!
こんな事をやっていたら、すぐにお金はなくなってしまうでしょう!

配当利回りが高いのには、それなりの理由があります。

POINT
  • 近々、業績の悪化が見込まれている
  • 長期的な成長に乏しい
  • トラブルを抱えている
  • 業績に安定感がない
  • 国策と合わないビジネスモデル


こう言った理由を含む、長期投資に向かない銘柄が含まれてしまっています。

③信託報酬でお金を持っていかれる

日経高配当株50ETFを保有しているだけで、年間0.3%もの経費を持っていかれます。
(信託報酬とは、ファンド運営のための経費のこと)

年間の信託報酬が0.3%というのは、配当利回りがその分だけ低下するのと同じことです。

日経高配当株50ETFの分配金利回りは4.0%ほどですが、信託報酬を考慮すると3.7%となります。
ちなみに、この0.3%というのは非常に大きい数字です!

比較にならないほど業績も配当も安定しているHDVですら、経費率は0.08%です。
日本高配当株ETFでは、何事においても米国高配当株ETFには太刀打ちできませんね。

米国高配当株ETFについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

日本株の高配当株ETFはおすすめできない!

理由は、下記の3つ

①景気敏感な業種に偏っている
②明らかに配当狙いの長期投資に向かない銘柄が含まれている
③信託報酬でお金を持っていかれる

高配当株投資の基本は

・業種をちゃんと分散する
・罠銘柄を避ける

この2点です。

日本株で高配当株投資をしたいのであれば必ず個別株で自分でポートフォリオを組んで 定期的にメンテナンスしてあげる必要があります。

早く日本でも素晴らしいETFが出てくると良いですね♪

以上、日本高配当株ETFをおすすめ出来ない理由でした!

正しい知識を身につけて
自分に合った資産運用を実践していきましょうね!

知識ほどの武器は有りません!

これからもコツコツと勉強して
明るい未来を切り開いて行きましょう!

行動した人のみが豊かになれる時代です。

皆さんもすぐ行動に移してみて下さい!

最後までありがとうございました^ ^

コメント

タイトルとURLをコピーしました